JUBILEE2000と援助の額

http://www.eco-link.org/jubilee/
こんなのあったんだね。知らなかった。やっぱり私は世界のまずしさをほっといてたんだよねー。

あと、それと一緒に出てきて興味深かったのが以下。


 7月21日の産経新聞によると、先進7カ国の中でODA(政府開発援助)債権が最も多いのはわが国で、その残高は先進7カ国全体の約44%を占め、以下フランスの25%、ドイツの15%と続き、債務救済に最も熱心な、イギリス、カナダはゼロで、アメリカが11%だそうです。アングロ・サクソン諸国の援助の少なさが目立ちます。債権国を非難する前に、これらの援助実績の少ない国を非難すべきではないでしょうか。それとも、返済能力に不安のある国には、融資をせず、彼らの困窮を座視していた方が良かったというのでしょうか。

これなんですよ、私が whiteband projectの趣旨を最初に読んだときに思ったのは。借金を帳消しにする、債権を放棄するというのは、その額を無償提供するのと変わりはないわけです。勿論、そんなことが無条件で行えるのなら、行えばいいと思うし*1、債務国にすれば嬉しい話でしょう*2。しかし、単純に考えても、無償提供よりも低利融資の方が遥かに大きな額を提供できるだろうし、貧困脱出のための経済成長を狙うのならその方が効果的だろう、と思うんですが。どうなんでしょう?

*1:使い道が問題なわけですが

*2:そうでもない、という話もhttp://d.hatena.ne.jp/schillasal/20050818/whitebandAndMoneyで少しだけ扱った。