white bandと私の姿勢

whitebandの販売をお金を集めるための募金活動のようなものとして捉えてる人が意外に多い*1ようだけれど、projectはそれが目的ではないと言っているし、それが建前だとしても、私はその建前を自分の目的として使う。私が考えている whitebandの第一の価値は「仲間意識」。こういうキャンペーンに乗っかる人にはそもそも知識を軽視している人や議論の嫌いな人達も多いと思う。そして自分達の、あるいは自分達が参加している運動の批判や欠点を指摘する人の声には耳を塞ぎ内容など関係なくハナから聞こうとしない人達*2。そういう人達と話をするには「私はあなた達の仲間だ」*3ということを示すのが効果的で、そしてこの場合、whitebandほど手っ取り早い手段は無いということ*4。これは購入をする前からそうだし今もそれは変わっていない。だから、私は今でも whitebandを購入したことは恥じていない。
知識の無さは恥じています…。

参考

これらについてはまだ吸収できていないので今後読み直して幾らか書くつもり。

追記。

http://d.hatena.ne.jp/cigue/20050730#c

私も一番問題だと思っているところをを分かりやすく言い表しておられた。

以下、whitebandとお金についてhttp://hottokenai.jp/から。


この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。


このキャンペーンはチャリティですか?
「お金ではなく、あなたの声をください。その声をあらわすホワイトバンドを身につけてください。」
これが、世界で展開するホワイトバンドプロジェクトの共通のテーマです。
このキャンペーンのゴール(目的)は、寄付を募ることでなく、啓発活動だけでもなく、啓発活動の結果として「貧困をなくす政策をみんなで選択する」ことです。
この"政策をみんなで選択する"ってのは難しそうだよなあ。私はまだ良く言っても啓発活動止まりでそこまでは考えられていない。


お金持ちの有名人が出演して、貧困問題を訴えるというのは、矛盾していませんか?
20年前のライブエイドはアフリカ救済を訴え、280億円の募金を集めて寄付しました。よくやった、とそのときは思ったそうですが、後に、280億円はアフリカが先進諸国に返済している債務額の一週間分だ、と知ったとき主催者は、愕然としたそうです。

この「極端な貧困」は、根本的な構造そのものを変えていかない限り、なくなりません。根本的な構造を変えるには、目下のところ政策で変えるしかありません。

この貧困をなくすキャンペーンを呼びかけているひとりに、世界で一番のお金持ち、ビルゲイツがいます。 彼の個人資産は5兆円といわれていますが、たとえ彼が全財産を寄付したとしても、その構造が残っている限り、 4年もたたずに、アフリカの貧困はもとのもくあみです。


ホワイトバンドは、これを身につけて「貧困をなくそう!」という思いを表すシンボルです。「白いバンド」であればよいので、いろんなものがあり得ます。 このウエブサイトでは日本版のオフィシャルホワイトバンドの販売について紹介していますが、「白」であれば、多種多様なバンドがあって構わないと考えています。たとえば白い紐や包帯であってもいいのです。
私が whitebandを購入しようと思ったときには既に品薄状態で、無かったなら無いでいいや、包帯でも巻くかって思ってた。オークションとかってあれ本当の話なの? そういう人ってやっぱりこういうFAQさえも読んでないんだろうか?

追記。ちょっと探してみたので、http://d.hatena.ne.jp/schillasal/20050822/whitebandsValueで。


ホワイトバンドの売り上げは、貧困をなくす活動に使われます。具体的には、売り上げの3割を、貧困撲滅キャンペーンのプロモーションと貧困撲滅を推進する NGOの活動経費のための基金に充てます。原価が3割、流通にかかる経費が4割です。ただし、流通にかかる経費には、貧困撲滅キャンペーンの一環としてメッセージを広める活動も含まれています。また、NGOが直販するものについては、流通にかかる経費がかからないので、NGO自身により7割が貧困をなくす活動に使われます。売り上げの配分等の金銭的情報は、すべてホームページ 上で公開し、透明性を確保します。
先日の entry "whitebandとカネ" であつかったが、原価が高いという見解もある。あと、生産地ね…。それからホームページ 上で公開ってのも今のところ見当たらなかった。まだキャンペーンの最中なんだから当り前っちゃ当り前だが、現時点での売り上げの概算ぐらい見れねーかな。ホワイトバンドプロジェクト公式ブログとかに出るかな。あ、そういやこれの "目撃情報募集" って entryの comment数や Trackback数ってすげーよな。眞鍋さんとこほどじゃないけど。50ぐらいを越えるともう読まれるわけねーと思って私ならしないんだが…。祭りなんだなあ。

*1:そうでもない? 言及サイトを見てまわりたいんだけどほんの一部だけしか見れていないので私の妄想かもしれない。そもそも"意外に"だから私の認識が外れてただけとも。

*2:ムラビト、ですね。

*3:(私はモヒカン族ではありませんよー)と。いや、もちろん technology的な要素がここには無いのでもともとモヒカン族とは関わりは無いんだけれど、構図が似ているので借りてみた。

*4:…我ながら打算的で嫌なやつだなあ。