堀江貴文氏とルール

デジモノに埋もれる日々: YouTubeと著作権 - ルール改変を迫るための社会的影響力

本題から逸れるので揚げ足取りくさいが、これはちょっと突っ込まずにはいられません。TrackBackでも ?bookmarkでも触れてる人いないし。分かりきってるってことでスルーなのかな。どうでもいいのかな。

ライブドアの堀江さんは「悪いことをしたから捕まって当然」と考えている人も
いらっしゃるでしょうが、私はそうは思いません。堀江さんは、
 
 味方が揃わないうちに敵陣に切り込みすぎて、返り討ちに遭った
 
のです。ビジネスという戦(いくさ)は、勝利すれば、それが正しいことになります。

んなバカな……

企業買収に関しては逮捕前から色々と非難されていましたが、それほど責められるべきことじゃないと私も思っていました。法の隙間を縫うようなことはやってましたが、それはデッドボールすれすれの球を投げるのと似たようなもので、道徳的に責められこそすれ、ルール違反じゃない。

しかし、粉飾決算は別です。

上場企業が虚偽の、しかもあれほど大きな額の粉飾をするのは問題外です。味方が揃おうが勝利しようが、正しいことにはなりません。

……いや、違うか。味方が揃うことはないし勝利もできない、と言うべきなのかな。これは今後も証券市場の仕組みが存在する限り変わらないでしょう。

悪人がやったこと全てが悪いこと、と考えるのは非論理的で害があるとさえと思ってますが、このような逆の混同はそれと同等、あるいはそれ以上に問題ではないでしょうか。